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高安城

高安城は白村江の戦いに敗れた大和朝廷が、唐・新羅連合軍の来襲に備え、天智天皇6年(667年)に築いた古代の山城です。日本書紀によると、この時期同じ目的で対馬・北九州・瀬戸内の要所にも同様の山城が築かれましたが、高安城は王城の地飛鳥を守る最後の砦(とりで)として重要な位置を占めていたようです。幸い大陸からの侵攻はなかったものの、城は34年間維持され、大宝元年(701年)、廃城となります。

以来1300年、その位置や規模もわからない"幻の城"でしたが、昭和53年4月、高安山の東方、生駒郡平群町の山中で、市民グループ「高安城を探る会」が倉庫跡と思われる礎石群を発見し大きな話題になりました。

その後、橿原考古学研究所の発掘調査の結果、この礎石建物は廃城後の奈良時代初期(730年頃)のものであることが判明します。

ではもとの高安城はどこにあるのか。奈良時代の高安城は何を意味するのか。高安城は今しばらく私たちの夢を誘う"幻の城"であるようです。


[高安城]
写真・高安城

資料(書名のアイウエオ順)

資料について
書名 著者(編者) 出版者(出版社) 出版年
河内地域史 総論編 村川行弘・小林博 大阪経済法科大学
出版部
1991
古代高安城論 棚橋利光 高安城を探る会 1985
高安城と河内鋳銭司(じゅぜんし)
その謎と共通点(河内どんこう78)
佐々木宏之 やお文化協会 2006
高安城と古代山城 八尾市立歴史民俗資料館 八尾市教育委員会 1998
高安城と烽基本資料集 高安城を探る会 同左 2001
高安城の外郭線 奥田尚 2000
報道記事より見た 幻の高安城を探る 高安城を探る会 同左 2001
夢ふくらむ幻の高安城 第1集・第2集 高安城を探る会 同左 1980

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